2.5ー16 が意味するもの
その昔
1980年後半から1990年初頭に
DTM(ドイツ ツーリングカー選手権)で
ベンツの190と
BMWのM3が死闘を繰り広げていたのだ。
レースのレギュレーションに合わせて
2.3で始まった両車の戦いは
2.5の排気量にレギュレーション変更が有ると
それに合わせて
両車とも2.5にアップしてきた。
通常市販の190は
2リッター(4気筒)の排気量で始まり
2.3(4気筒) 2.6(直6気筒)
とバリエーションを増やしていくのだが
DTMを目指した
特別バージョンは
同じ排気量でも馬力が違いました
レーシングエンジンの名門
コスワースにチューニングを依頼して
ツインカムヘッドで武装したエンジンは
ノーマルの2.3リッターで135PS/5100rpmから
175PS/5800rpmにアップ
さらに
2.5に排気量が変わった時には
ガソリンエンジンは直6の2.6になりました
2.5はディーゼルもしくはディーゼルターボエンジンです
ノーマル2.6は165PS/5800rpm
2.5-16は 200PS/6750rpmです
この小さな車体に
200PSは
当時としてはかなりの実力
BMWのM3などは
派手なブリスターフェンダーで
極太タイヤを履いて
いかにも な出で立ちでした
今でも
そのスタイルに惚れているファンは
多いのではないでしょうか?
190もローダウンや小さなエアロパーツで
違いも有りますが
30系のM3ほどマッチョじゃ無い。
控えめなウイングと
エンブレムに2.5-16なんて有るだけです
ただ
グループAのホモロゲを取得するために作られた各500台の
エボリューションはちょっと違う
エボリューションⅠは231PS/7200rpm
エボリューションⅡは235PS/7200rpm
派手なエアロパーツと
後ろにデカイウイングが
おっ立っているのだ
そして
DTMへ出場していたエボは
最終的に375PS以上を出力していたそうです
凄かったんでしょうねぇ
絶対勝ちたい!
って言う気概が感じられますね。
スポーツシートが奢られた車内
リアシートにもスポーツシート!!
人を乗せても
何が有っても
走りたいのだ!!
的な車です
ラテン系の乗りですね
ドイツにも
熱き血潮の方がいらっしゃったのですね
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