2.5ー16 が意味するもの 

moondogmatinee

2014年01月25日 00:02

 
 
 その昔

1980年後半から1990年初頭に

DTM(ドイツ ツーリングカー選手権)で

ベンツの190と

BMWのM3が死闘を繰り広げていたのだ。


レースのレギュレーションに合わせて

2.3で始まった両車の戦いは

2.5の排気量にレギュレーション変更が有ると

それに合わせて

両車とも2.5にアップしてきた。


通常市販の190は

2リッター(4気筒)の排気量で始まり

2.3(4気筒)  2.6(直6気筒)

とバリエーションを増やしていくのだが


DTMを目指した

特別バージョンは

同じ排気量でも馬力が違いました



レーシングエンジンの名門

コスワースにチューニングを依頼して

ツインカムヘッドで武装したエンジンは

ノーマルの2.3リッターで135PS/5100rpmから

175PS/5800rpmにアップ



さらに

2.5に排気量が変わった時には

ガソリンエンジンは直6の2.6になりました

2.5はディーゼルもしくはディーゼルターボエンジンです


ノーマル2.6は165PS/5800rpm

2.5-16は 200PS/6750rpmです






この小さな車体に

200PSは

当時としてはかなりの実力


BMWのM3などは

派手なブリスターフェンダーで

極太タイヤを履いて

いかにも な出で立ちでした


今でも

そのスタイルに惚れているファンは

多いのではないでしょうか?





190もローダウンや小さなエアロパーツで

違いも有りますが

30系のM3ほどマッチョじゃ無い。





控えめなウイングと

エンブレムに2.5-16なんて有るだけです





ただ


グループAのホモロゲを取得するために作られた各500台の

エボリューションはちょっと違う


エボリューションⅠは231PS/7200rpm

エボリューションⅡは235PS/7200rpm

派手なエアロパーツと

後ろにデカイウイングが

おっ立っているのだ



そして


DTMへ出場していたエボは

最終的に375PS以上を出力していたそうです



凄かったんでしょうねぇ

絶対勝ちたい!

って言う気概が感じられますね。







スポーツシートが奢られた車内







リアシートにもスポーツシート!!


人を乗せても

何が有っても

走りたいのだ!!

的な車です



ラテン系の乗りですね


ドイツにも

熱き血潮の方がいらっしゃったのですね





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